ミッシュメタルについて
ミッシュメタルは、セリウム、ランタン、ネオジム、プラセオジムなどの希土類金属と、Fe、Mgなどの不純物をさまざまな割合で含む合金で、特殊な用途(火打ち石など)に有用なミッシュメタルの特性を向上させるために、意図的に添加されることもあります(Feは最大3~6%)。
この合金は主に以下の用途に使用されます:塊状銑鉄の製造とその鋳造、ステンレス鋼/工具鋼の製造、真空耐熱合金の製造、各種電池合金の製造等。特に、ミシュメタルはダクタイル鋳鉄の合金添加剤として、またマグネシウム・フェロシリコン(FeSiMgまたはMgFeSi)はマグネシウム・フェロシリコン(MgFeSi)の合金添加剤として、ダクタイル鋳鉄の製造において結節剤として広く使用されている。
ミシュメタルはまた、亜鉛-5%アルミニウム-ミシュメタル (Zn-5Al-MM)と名付けられた亜鉛-アルミニウム合金の合金添加物としても使用されることがあり、95% Zn - 5%Alと微量のミシュメタル(セリウム、ランタン)を含有し、特定の用途の製品寿命を延ばすために鋼鉄コーティングに使用されることもある。
利用可能な形状
- 一次形状:30グラム、50グラム、100グラム、250グラム、500グラム以上の台形
- 二次形状:ワイヤー、ロッド、バー、パウダー
利用可能な仕様
全希土類金属(TREM):
- 98/99%, Ce 47-70%, La/Nd/Pr - バランス, 不純物% max:Fe 1.0/0.3、Mg 0.8/0.1。
ミッシュメタルの用途
ミッシュメタルは主に貴金属合金と鋼に使用される。
- 鉄鋼および鋳物産業
- エネルギー貯蔵
その他の用途
- 亜鉛めっき
- 磁石
- マグネシウム合金
