発泡鉄(Feフォーム)の説明
発泡気孔を含む金属材料は、一般的な焼結多孔質金属に比べて気孔率が高く、気孔径も10mm程度まで大きい。金属発泡体は、金属マトリックス骨格の連続相と気孔または連続相の分散相からなる二相複合体であるため、その特性は、使用する金属マトリックス、気孔率、気孔構造に依存し、調製プロセスの影響を受ける。
一般に、発泡金属の機械的特性は気孔率の増加とともに低下し、電気伝導率と熱伝導率は指数関数的に低下する。発泡金属に圧力が加わると、気孔の崩壊による力の加わる面積の増大と材料のひずみ硬化効果により、発泡金属は優れた衝撃エネルギー吸収特性を示す。
発泡鉄およびその合金は軽量で、吸音性、断熱性、振動減衰性、衝撃吸収性を有する。
発泡鉄(Feフォーム)の仕様
厚さ
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0.3-100mm
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孔径
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0.1-10mm
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Ppi
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5-130
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圧縮強度
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≥ 250 KPa以上
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密度
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0.1-0.8g/cm3
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機械的強度
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≥2-7 Mpa以上
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鉄フォーム(Feフォーム)の用途
- 床減衰材
- フィルター材
- 装飾材料
- 高級パッキン材
- 構造材
- 電池電極材