ナノ酸化ホルミウム 説明
ナノ酸化ホルミウム粉末は、可視域から近赤外域にかけて鋭い吸収ピークを持つなど、ユニークな光学特性を有しています。このため、ナノ酸化ホルミウムは、光学分光光度計の校正用標準物質として、また新しい光ファイバーやレーザーの開発など、様々な光学機器に利用されています。ナノ酸化ホルミウム粉末は、ある温度で常磁性を示すため、磁性材料の研究や、磁気冷凍などの応用が期待されている。
ナノ酸化ホルミウムの発光特性は、磁気共鳴画像法(MRI)の造影剤や標的薬物送達システムなど、生物医学イメージングや治療への応用が検討されています。
ナノ酸化ホルミウム仕様
品目コード
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嵩密度 (g/cm3)
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平均粒子径
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比表面積 (m2/g)
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OX67-N01
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0.44
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40-100 nm
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20-60
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化学組成
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% min
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Ho2O3/TREO
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99.99
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TREO
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99
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希土類不純物
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最大
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Tb4O7
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0.01
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Dy2O3
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0.04
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Er2O3
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0.05
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Tm2O3
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0.01
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Y2O3
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0.01
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1000℃、1時間の着火減量
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2
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ナノ酸化ホルミウムの用途
- 光学用途:ナノ酸化ホルミウム粉末は、光学、分光光度計の校正用標準物質、新しい光ファイバーやレーザーの開発など、様々な光学機器に有用である。
- 磁気特性:ナノ酸化ホルミウム粉末は、磁性材料の研究に使用され、磁気冷凍などの用途に使用される可能性があります。
- 触媒作用ナノ酸化ホルミウム粉末の高い表面積は、触媒用途の候補となります。
- 蛍光体および量子ドット: ホスト材料にドープすると光を吸収・放出する能力を持つため、照明およびディスプレイ技術用の蛍光体や、高度な電子デバイスおよびフォトニックデバイス用の量子ドットの作成に適しています。
- 生物医学的応用:ナノ酸化ホルミウムの発光特性は、磁気共鳴画像法(MRI)の造影剤や標的薬物送達システムなど、生物医学イメージングや治療への応用が検討されている。
ナノ酸化ホルミウムの梱包
1) 各袋の正味重量25kgまたは50kg、内側は二重のビニール袋で裏打ちされ、外側はドラム(プラスチック/ボール紙/鉄)、織布の袋で裏打ちされる。
2) プラスチックパレットまたは木製パレットに1000kgの正味重量を載せる。