石英ガラスるつぼの説明
石英ガラスるつぼは溶融シリカから作られる。石英ガラスは二酸化ケイ素を単一成分とする非晶質材料であり、その微細構造は二酸化ケイ素の4つの構造単位からなる単純なネットワークである。二酸化ケイ素の化学結合エネルギーが大きく、構造が密であるため、石英ガラスは独特な特性を持ち、特に透明石英ガラスの光学特性が優れている。
石英ガラスるつぼの仕様
物理的性質
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物性値
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単位
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値
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密度
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g/cm³
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2.21
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引張強さ
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Pa(N/㎡)
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4.9×107
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圧縮強さ
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Pa
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>1.1×109
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(20℃-300℃)
熱膨張係数
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cm/cm
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5.5×10-7
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熱伝導率
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W/m
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1.4
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比熱
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J/kg
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680
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軟化点
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℃
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1700
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アニール点
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℃
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1210
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石英ガラスるつぼの利点
-火炎研磨が可能
-広い透過スペクトル
-低熱膨張係数
-泡無し、航空路無し
-高い耐食性 可視光線透過率85
石英ガラスるつぼの典型的な化学成分
不純物
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値 (ppm)
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アルミニウム
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20
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鉄
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0.4
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K
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1
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リチウム
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1.4
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銅
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0.01
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Na
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1.5
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B
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0.2
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Ca
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0.5
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Mg
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0.05
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OH
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120-260
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石英ガラスるつぼ用途
- 貴金属および特殊合金の精錬
- ランプ産業における燐光・蛍光粉の焼成
- アルミナ焼成
- 化学工業における様々な用途
- 実験室での用途
- レアアース製造などの化学工業における様々な用途
石英ガラスるつぼの 包装
SAMの石英ガラスるつぼは、保管や輸送中の損傷を最小限に抑え、製品の品質を元の状態で維持するために慎重に取り扱われます。