チタンドープサファイア 説明
チタンドープサファイア(Ti3+:Al2O3)は、波長可変レーザーや超短パルス発生に最も広く使用されている結晶です。この結晶は、緑色のスペクトル領域に包括的な吸収スペクトルを示し、514~532nmの波長範囲内の別のレーザーによる励起に理想的に適しています。幅広い発振波長を可能にする比類のない汎用性と効率性は、レーザー技術の発展と様々な分野への応用において、その重要な役割を裏付けています。
チタンドープサファイアの仕様
標準仕様
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結晶構造
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六方晶
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格子定数
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a=4.758 Å, c=12.991 Å
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密度 (g/cm³)
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3.98
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吸収範囲
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400~600 nm
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吸収ピーク
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488 nm
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490nmにおける吸収係数
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1-1.5/cm
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調整範囲
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660~1050 nm
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Ti2O3濃度
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0.06~0.5 wt
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屈折率
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1.76 @ 800 nm
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蛍光寿命
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3.2 μs (T = 300 K)
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サイズ
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5~150 mm
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長さ
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1~80 mm
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方向
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[0001] ロッド軸方向
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平坦度
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0.1-0.2 λ @633 nm
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平行度
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10秒角
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表面仕上げ
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10/5スクラッチ/ディグ
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チタンドープサファイアの 用途
チタンドープサファイアは 、波長可変レーザーや超短パルス発生用として最も広く使用されている結晶です。
チタンドープサファイアパッケージング
当社のチタンドープサファイアは、製品の品質を元の状態で維持するために、保管中および輸送中に注意深く取り扱われます。